ひろしのあの町あの家

初めてなのに懐かしい。そんな古い町や家が好きです。

カテゴリ: トルコ

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 ここは、何度も絵にしたべルガマの町です。丘の上にはペルガモン遺跡、かつて王宮や神殿、祭壇、図書館、劇場などが建ち並んでいました。ずっと昔のギリシャ・ローマ時代です。その時代、この位置から見た丘の上の風景は、さぞかし輝いていたことでしょう。
 遺跡や史跡に立つといつも浮かんでくるのです。芭蕉の「夏草や兵どもが夢の跡」と、続いて夢つながりで秀吉の「…浪速のことも夢のまた夢」です。
 遺跡は、その時々を一生懸命に生きてきた人々の墓標のようにも見えます。

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 これはイスタンブールのグランドバザール周辺の店です。バザール自体は観光客相手の土産物屋ばかりで、もういいよ!という感じ。でも、その周辺の店は地元の人が買いに来るのでしょう、何に使うかわからない日用雑貨も並んでいます。
 ぼくは旅行をすると、その国の食文化で相性の良いものはすぐに取り入れます。毎朝のヨーグルトには蜂蜜を入れ、紅茶はトルコのチャイカップで砂糖入り。トルコに思いを馳せる日々は、4月から今だに続いています。
 まー、文化というより、単に甘いものが好きなだけ、と言えなくもありませんが。

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 ウチヒサール(岩の要塞)には、大小沢山の穴が開いています。昔は人が住んでいたそうですが、今は鳩の家。鳩の糞は葡萄の肥料に使うようです。
 この要塞の裾には、ぎっしりと家が張り付いて建っています。岩の中に住んでいた人達が、徐々に岩から出てきた感があります。
 カッパドギアでは、横穴の洞窟を持った家が今でも沢山見られるし、地中深く掘った古い地下都市もあります。日本では、横穴はともかく竪穴なら即井戸になってしまいます。岩の要塞も洞窟の住居も地下都市も「ところ変われば…」の話ですね。

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 トルコのカッパドキア、カイマルク地下都市の入口近くにあった家です。石に塗った白い塗装がずいぶん剥がれ落ちています。「自分で塗って直せばいいのに」と思う反面、この傷み具合が良くて絵にしているという、訳のわからないぼくであります。
 
 右奥には太陽熱温水器のタンクと集熱器が置いてあります。トルコの家々で目立ったのが煙突とこの温水器。行政が補助金でも付けているのかと思うほどです。戸建の屋根はもちろん、マンションの屋上にも、この温水器が複数のっています。
 自給自足のできる大地をもち、太陽熱でお湯をわかす。穏やかな豊かさを感じるトルコです。

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 イスタンブールの旧市街地から金角湾越しに新市街地を望んだ風景です。丘の上にはガラタ塔が見えます。ここのイメージは、塩野七生の『コンタンティノーブルの陥落』から、1453年の征服王メフメット2世による船の山越えの光景です。
 その時ビザンチン側は、この金角湾の入り口(右奥)を両岸に結んだ鎖で封鎖し、オスマン艦隊の湾内進入を防いでいました。そこで、攻めるメフメット2世は、このガラタ塔の裏側に山越えの道を造り、油を塗った丸太の上に乗せた船を、人馬で引き上げ湾内に入りました。夜陰にまみれたオスマンの艦隊が、この遊覧船の近くに(たぶん?)滑り降りてきたのでから、ビザンチン側はもうびっくり。
 一夜城の秀吉もそうですが、こういう人って、とてつもない奇策を実行しまうのですから、すごいですね。

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