ひろしのあの町あの家

初めてなのに懐かしい。そんな古い町や家が好きです。

津和野分銅屋2
10月18日の京都の足袋屋さんが分銅屋で、津和野にも分銅屋がありました。この分銅屋七右衛門は江戸時代より鬢付け油、和蝋燭、菜種油、香等を製造販売し、津和野の「元禄八人衆」と呼ばれた商家だそうです。
建物は1853年の大火後、焼け残った材料を使って素早く再建したとのこと。なんでも輸入に頼る消費社会の今、この建物に限らず江戸時代のリサイクルをもう一度見習う時かもしれません。

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この風格ある建物は明治中期のもの。明治時代は質屋、大正時代は家具店、そして現在は三松堂の支店、津和野銘菓源氏巻の菓子屋です。
ぼくは旅先で気になる菓子を見つけると必ず買います。絵を描きながら妻に「津和野では何も食べなかった」と言ったら「私が2つ買った源氏巻の1つ、あげたじゃない!」と。そう言われれば食べたような? 
見ただけで想像できる地味な味だから、食べても記憶に薄いのかな。
   
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鯉の米屋2
裏山の竹藪をバックに大きな赤い石州瓦の屋根。葺きたてだからか?こういう色なのか?他の家の瓦と違い、赤が際立っています。これから描く予定の石州瓦には、きっとイエローオカーを混ぜると思うのですが。
看板には米屋、その文字の上に錦鯉の絵。どういう意味? 看板を見ると、庭で飼っている沢山の錦鯉を見せてくれる有名な米屋さんでした。殿町通りの水路にも錦鯉がゆったりと泳いでいました。

    
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青野山
長く続いた京都の老舗から、6月に行った萩・津和野に戻ります。
私淑する安野光雅さんの故郷の津和野にやっと来ました。この山は青野山、安野さんの絵にも話にもよく出てきます。まずは気合を入れて美術館へ向かいました。でも、意外に盛り上がりません。殆ど見た絵ばかりだからか、照明が暗いのか目が悪いのか、絵を描き始めた若い頃に見たあの感動が蘇らないです。少し寂しく美術館を出ました。


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芳春園 岩井勘造商店
JR宇治駅から歩くと、平等院の手前に間口の広い立派な屋敷が見えました。これは宇治茶を専門に扱う製茶問屋の芳春園 岩井勘造商店です。抹茶は今も石臼挽きにこだわっているとか。
わが家は一保堂の抹茶を2種類常備。青雲は飲むために、初昔はかき氷用。初昔はつぶ餡・コンデンスミルクと共に夏の必需品です。茶の作法は知りませんが、点てるのは妻にも褒められる上手なぼくです。
    
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分銅屋
三条通りの足袋の分銅屋さんです。品質が良く、色足袋、柄足袋、京友禅の足袋などもあり、この足袋を愛用している役者さんも多いとか。
小さい頃、ぼくも下駄に足袋でしたが、それ以来、足袋は履いていませんでした。祖父、父、兄が趣味にしていた。ぼくも謡の雰囲気だけでもと思い、久良岐能楽堂の講習会に参加しました。初めての緊張の能舞台、そして懐かしい足袋でした。
     
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